先に総論・結論
結論:ホームページを公開するには、データを置くサーバーと、アクセス先を示すドメインの両方が必要です。契約前に料金だけでなく、管理者、更新、バックアップ、メール、契約終了時の移行方法まで確認しましょう。
初めてホームページを作る場合、自分でサーバーを選んで設定する必要があるとは限りません。制作会社の料金に含まれていることもあります。大切なのは、何が含まれ、誰が管理し、2年目以降にいくらかかるかを把握することです。
この記事で分かること
- サーバーとドメインの違い
- DNS・SSLが必要な理由
- 小規模事業者が確認するサーバーの条件
- 自分で契約する場合と制作会社へ任せる場合の違い
- 移転や障害に備えて残す情報
ホームページのサーバーとは
サーバーは、ホームページの文章、写真、デザイン、プログラムなどのデータを保存し、閲覧者のスマートフォンやパソコンへ届けるコンピューターです。
ホームページを建物に例えると、サーバーは建物を置く土地、ドメインは住所です。どちらか一方だけでは、通常のホームページとして公開できません。
サーバーには、ホームページ以外にも次の役割を持たせることがあります。
- 独自ドメインメールの送受信
- 問い合わせフォームの処理
- アクセス記録の保存
- データのバックアップ
- SSL証明書の設定
利用する機能によって必要な容量や設定が変わります。
サーバー・ドメイン・URLの違い
| 用語 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| サーバー | ホームページのデータを置く場所 | レンタルサーバーなど |
| ドメイン | インターネット上の名前 | example.jp |
| URL | ページごとの完全な場所 | https://example.jp/service/ |
独自ドメインを登録しただけでは、ホームページは表示されません。ドメイン側へ「どのサーバーを見に行くか」を設定する必要があります。
希望するドメイン文字列がすでに登録されている場合は取得できません。空き状況を確認し、使えない場合は会社名や屋号に合う別候補を検討します。
DNSとSSLを簡単に理解する
DNS
DNSは、ドメイン名とサーバーを結び付ける仕組みです。ホームページの接続先だけでなく、独自ドメインメールの配送先も設定します。
設定を変更すると、ホームページは新しいサーバーへ表示されても、メールだけ届かなくなることがあります。切り替え前に現在の設定値を記録し、ホームページとメールを別々に確認してください。
SSLとHTTPS
SSL/TLSは、閲覧者とサーバーの通信を暗号化する仕組みです。正しく設定されると、URLは https:// で始まります。
問い合わせフォームの有無にかかわらず、現在の事業用サイトではHTTPSを基本にします。証明書の更新方法や、http:// から https:// へ自動転送されるかも確認しましょう。
サーバーの主な選択肢
レンタルサーバー
一台の設備を複数利用者で使う一般的なサービスです。管理画面、メール、SSL、バックアップなどがまとめて提供されることが多く、小規模な会社・店舗のサイトで利用しやすい選択肢です。
クラウド・VPS
構成の自由度が高く、アクセス量や機能に合わせて調整できます。一方で、OSやセキュリティを含む専門的な管理が必要になる場合があります。
ホームページ作成サービス
ページ制作と公開環境が一体になったサービスです。簡単に始められますが、サービス終了、料金変更、機能制限、データ移行の条件を確認してください。
初めての1ページ型ホームページで、高度な会員機能や大量アクセスを想定していないなら、必要以上に複雑な構成を選ぶ必要はありません。
小規模事業者が確認するポイント
年間費用と更新方法
初年度割引だけでなく、2年目以降の通常料金、ドメイン更新、メール、SSL、バックアップを含めた年間額で比較します。更新を誰が行うか、自動更新に使う支払い方法も決めてください。
容量とアクセスの目安
文章と写真を中心とする1ページ型サイトでは、容量の大きさだけで選ぶ必要はありません。ただし、高解像度画像や動画を直接大量に置く場合は、表示速度と転送量を確認します。
バックアップ
「バックアップあり」という表示だけでなく、保存対象、保存期間、保存場所、復元方法を確認します。サーバー会社側のバックアップと、自社で保管するデータを分けると安心です。
サポートと障害情報
問い合わせ方法、受付時間、障害情報の掲載先を確認します。緊急時に制作会社とサーバー会社のどちらへ連絡するのかも決めておきます。
メールの範囲
独自ドメインメールを使う場合は、作成数、容量、迷惑メール対策、端末設定、退職者のアドレス管理を確認します。ホームページ移転時にメールを止めない手順も必要です。
自分で契約するか、制作会社へ任せるか
自分で契約する場合
契約名義と支払いを自社で管理しやすい一方、DNS、SSL、バックアップ、障害対応などの確認も自社で行います。担当者が退職しても管理画面へ入れるよう、共有方法を決めてください。
制作会社へ任せる場合
設定作業をまとめて依頼できますが、次の内容を契約前に確認します。
- サーバー・ドメイン料金が制作費に含まれる期間
- 2年目以降の維持費
- ドメインの名義と移管可否
- メール設定と容量
- バックアップと復元の範囲
- 契約終了時に受け取れるデータ
安いか高いかではなく、自社の担当範囲がどこまで減るかで比較します。
サーバー移転と不具合への備え
サーバーを変更するときは、ホームページだけでなく、メール、DNS、SSL、フォーム、アクセス計測も確認します。作業前に次の情報を残してください。
- 現在の契約先と契約名義
- 管理画面の権限
- ドメインの管理先
- DNSの設定値
- メールアドレスと利用端末
- ホームページのデータ
- 問い合わせフォームの送信先
表示されないときは、サーバー障害だけでなく、ドメインの期限切れ、DNS設定、SSL証明書、プログラムの問題など複数の原因が考えられます。原因を決めつけず、変更履歴と障害情報を順番に確認します。
よくある質問
Q. サーバーは必ず必要ですか?
ホームページ作成サービスに含まれる場合もありますが、データを公開するためのサーバー機能自体は必要です。
Q. 無料サーバーでもよいですか?
事業利用の可否、広告表示、独自ドメイン、SSL、容量、サポート、サービス終了時の移行条件を確認してください。
Q. サーバーを変えるとドメインも変わりますか?
必要な移管・DNS設定を行えば、同じドメインを使える場合があります。メールへの影響を含めて計画します。
Q. 一度契約したら何もしなくてよいですか?
契約更新、支払い方法、ドメイン期限、SSL、バックアップ、管理者権限を定期的に確認する必要があります。
京滋ホームページでは公開環境も標準です
京滋ホームページの全プランには、公開に必要なサーバーと独自ドメインの初年度分、独自ドメインメール5GBまでが含まれます。初めての方が別々の契約先を探してから相談する必要はありません。
2年目以降は、サーバー・ドメインの維持、軽微な管理、必要時の確認対応を含めて年額33,000円(税込)です。最新の対応範囲は公式サイトでご確認ください。