先に総論・結論
結論:制作前にすべての文章や写真を完成させる必要はありません。まず「誰に、何を伝え、どの行動へ進んでほしいか」を決め、事業内容・料金・対応地域・問い合わせ先・写真の有無を整理すれば相談を始められます。
準備で大切なのは、きれいな原稿を書くことではなく、制作側が事実を確認できる資料をそろえることです。決まっていない項目は、空欄にせず「未定」「確認中」と分けておけば、制作全体を止めずに進められます。
この記事で分かること
- 最初に決めるホームページの目的
- 掲載する基本情報と信頼材料
- 準備したい写真・資料
- 公開日と確認担当の決め方
- 相談前に使えるチェックリスト
最初に「目的」と「見てほしい人」を決める
目的が曖昧なままでは、情報を増やしても問い合わせや来店につながりにくくなります。最初の目的を一つ選びましょう。
- 会社名で検索されたときの公式な確認先にする
- 紹介された人へ事業内容と料金を伝える
- 店舗の場所や営業時間を案内する
- 電話・フォーム・LINE・予約サイトへつなぐ
- 施工事例や制作実績を見せる
- 求人応募の前に会社を知ってもらう
次に、主な読者を具体的にします。「京都府内の人」のような広い言葉だけでなく、法人か個人か、どの地域から来るか、何に困っているかまで書き出します。
すべての人へ向けるより、最初に見てほしい相手が決まっているほうが、説明する順番と問い合わせ方法を選びやすくなります。
掲載する基本情報
事業・サービス
次の項目を箇条書きで構いませんので整理します。
- 正式な会社名・屋号
- 主なサービスや商品
- 誰を対象にしているか
- 対応できること、対応できないこと
- 選ばれる理由
- 依頼から完了までの流れ
専門用語だけでは初めての人に伝わりません。「誰の、どのような困りごとに、何を提供するか」の順で説明できると、原稿へまとめやすくなります。
料金
固定料金を出せる場合は、税込・税別、単位、含まれる内容、追加費用の条件を確認します。
現地確認や内容によって変わる場合も、「要見積もり」だけで終わらせず、最低料金、参考例、料金が変わる条件、見積もりが確定する時点を説明できます。
所在地・対応地域
来店型なら、住所、営業時間、定休日、駐車場、最寄り駅、入口の目印を整理します。訪問型なら、通常対応できる市区町村、出張費がかかる地域、対象外地域を分けます。
自宅を事業拠点にしている場合は、住所をどこまで公開するか、Googleマップで顧客を迎える場所なのかを確認してください。法令や契約上の表示義務がある業種は、専門家や管轄機関の案内を優先します。
問い合わせ方法
電話、メール、フォーム、LINE、外部予約サービスなど、実際に対応できる方法だけを掲載します。複数ある場合は、最優先の窓口と受付時間を決めます。
フォームを使う場合は、最初の返答に必要な情報だけを取得します。住所や詳細な個人情報が後からでもよいなら、初回フォームで必須にしない選択肢もあります。
信頼材料を集める
「安心です」「丁寧です」という表現だけでなく、確認できる事実を用意します。
- 代表者・担当者の名前や考え方
- 保有資格、許可、登録番号
- 営業年数や対応件数
- 施工・制作・導入事例
- お客様の声
- 料金と追加条件
- 会社概要、所在地、連絡先
数字や資格は、根拠資料と現在の状況を照合します。事例やお客様の声を載せる場合は、会社名、人物名、写真、具体的な内容について掲載許可を確認してください。
写真を準備する
ホームページでは、事業の実態が分かる写真が役立ちます。業種に応じて次の候補を確認します。
- 店舗・事務所の外観と入口
- 店内、設備、座席、駐車場
- 商品、料理、施術、作業風景
- 代表者・スタッフ
- 車両、道具、施工前後
- 初めて来る人が迷いやすい場所
撮影日には、清掃、商品在庫、スタッフの出勤、天候、顧客や施主の写り込みを確認します。手持ち写真を使う場合は、画質だけでなく撮影者と被写体の掲載許可も見てください。
写真が揃っていなくても相談できます。「ある写真」「撮り直す写真」「制作中に撮影する写真」の三つに分ければ進行できます。
ドメイン・メール・外部サービス
希望する独自ドメインがある場合は候補を複数用意します。すでに登録・確保されている文字列は取得できないため、取得完了前に名刺へ印刷しないでください。
現在利用しているサービスも一覧にします。
- 既存ホームページやドメイン
- 会社用メール
- Googleビジネスプロフィール
- Instagram、LINE、YouTube
- 予約、決済、求人サービス
- Googleフォームやカレンダー
ログイン情報をメール本文などへ不用意に書かず、安全な受け渡し方法と必要な権限を制作会社へ確認します。
公開希望日・予算・確認担当
開業、名刺印刷、求人開始、イベントなど、公開日を動かしにくい理由がある場合は最初に伝えます。すべての情報を待つか、必要最小限で公開して後から追加するかも決めましょう。
予算は初期制作費だけでなく、2年目以降のサーバー・ドメイン、更新、外部予約サービスなども含めて確認します。
社内では次の担当を決めます。
- 事実を確認する人
- 料金や契約条件を承認する人
- 写真の掲載可否を判断する人
- 最終公開を承認する人
- 公開後の変更を連絡する人
確認者が複数いる場合は、意見を一つにまとめる窓口と回答期限を決めると、修正の往復を減らせます。
制作前チェックリスト
目的・対象
- [ ] ホームページの最優先目的
- [ ] 主に見てほしい顧客
- [ ] 見た人にしてほしい行動
掲載内容
- [ ] 会社名・屋号・代表者
- [ ] サービスと対象
- [ ] 料金または見積もり方法
- [ ] 所在地・対応地域・営業時間
- [ ] 問い合わせ方法
- [ ] 資格・事例・お客様の声
素材・設定
- [ ] ロゴ、パンフレット、料金表
- [ ] 使用できる写真と掲載許可
- [ ] ドメイン候補
- [ ] Googleマップ・SNS・予約サービスのURL
進行
- [ ] 希望公開日と理由
- [ ] 予算と公開後の費用
- [ ] 最終確認者
- [ ] 未定事項と回答期限
すべてにチェックが付かなくても問題ありません。不足項目が見えた時点で、相談時に確認できます。
よくある質問
Q. 文章を書いてから相談する必要がありますか?
必要ありません。箇条書き、料金表、パンフレット、普段お客様へ説明している内容があれば、伝わる順番へ整理できます。
Q. 写真が一枚もありません
撮影を含む制作プランや、最初に必要な写真のリストを決める方法があります。事業の実態と関係のない素材だけで埋めないことが大切です。
Q. 料金が決まっていません
料金が変わる理由、見積もりに必要な情報、最低料金や参考例を載せられるか検討します。公開前に事実確認できない金額は掲載しません。
Q. 何を載せるか決められません
事業内容、対象地域、料金の考え方、写真の有無、問い合わせ方法から確認します。最初から完成原稿を用意する必要はありません。
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