先に総論・結論
結論:「アクセス数」という一つの数字だけを見るのではなく、訪問者数、訪問回数、ページ表示回数、問い合わせ数の四つに分けると分かりやすくなります。
ホームページを公開すると、「何人くらい見ているのか」「どのページが読まれているのか」が気になります。ただし、アクセス解析の画面には似た言葉が並ぶため、数字だけを見ても意味を取り違えやすいものです。
最初からすべての項目を理解する必要はありません。まず四つの数字を同じ期間で確認し、前月や過去三か月と比べます。訪問者が増えたかだけでなく、問い合わせや電話など、仕事につながる行動があったかを見ることが大切です。
この記事で分かること
- 訪問者数、訪問回数、ページ表示回数の違い
- 問い合わせ数を一緒に見る理由
- 検索された回数と訪問された回数の違い
- 数字が完全には一致しない理由
- 公開後にどこまで確認すればよいか
「アクセス数」は一つの数字ではありません
日常会話では、ホームページを見られた回数をまとめて「アクセス数」と呼ぶことがあります。しかし、アクセス解析では、人数、訪問、ページの表示を分けて数えます。
訪問者数
ホームページを見た人の数の目安です。Google Analyticsでは「ユーザー」や「アクティブユーザー」と表示されます。
同じ人が一日に何度も見ても、同じブラウザで続けて利用していれば、一人として数えられることがあります。ただし、スマートフォンとパソコンを使い分けた場合や、Cookieを削除した場合などは、同じ人でも別の利用者として数えられることがあります。そのため、住民票のような正確な人数ではなく、訪問者の規模を知るための目安と考えます。
訪問回数
ホームページを訪れた回数です。Google Analyticsでは「セッション」と呼ばれます。
一人の人が午前中に一度見て、夜にもう一度見た場合、訪問者数は一人、訪問回数は二回になることがあります。しばらく操作がない状態が続いた後に見直した場合も、新しい訪問として扱われます。
ページ表示回数
ページが画面に表示された合計回数です。Google Analyticsでは「ビュー」または「表示回数」と呼ばれます。同じページを繰り返し見た場合も、そのたびに数えられます。
一人の人がトップページ、料金、よくある質問、問い合わせの四つを見れば、訪問者数は一人でも、ページ表示回数は四回になります。どのページがよく読まれているかを知るときに使う数字です。
三つの数字を一つの例で考える
ある人が月曜日にトップページと料金を見て、水曜日にもう一度トップページ、実績、問い合わせを見たとします。
- 訪問者数は一人
- 訪問回数は二回
- ページ表示回数は五回
このように考えると、三つの違いが分かりやすくなります。実際の計測では端末や設定の影響があるため、必ずこの通りになるとは限りませんが、基本の考え方は同じです。
問い合わせ数も一緒に確認します
ホームページの目的が相談や予約につなげることであれば、見られた数だけでは成果を判断できません。
仕事につながる行動
問い合わせフォームの送信、電話番号のタップ、LINEへの移動、予約ページへの移動などを、重要な行動として計測できます。Google Analyticsでは、事業にとって重要な行動を「キーイベント」として設定できます。
アクセスが多くても問い合わせがない場合
訪問者は多いのに問い合わせがない場合は、料金、対応地域、実績、連絡方法など、判断に必要な情報が不足している可能性があります。また、事業と関係の薄い検索から訪問されている場合もあります。
アクセスが少なくても問い合わせがある場合
地域と業種が合う人に見られていれば、訪問者数が多くなくても相談につながることがあります。小規模事業のホームページでは、数だけを増やすより、依頼の可能性がある人へ必要な情報を届ける方が重要です。
どこから来たかを確認します
訪問者がホームページを知った経路を見ると、今の集客方法が働いているか判断しやすくなります。
Googleなどの検索
会社名、サービス名、地域名などを検索し、検索結果から訪れた人です。どの検索語で表示されたかを詳しく見る場合は、Google AnalyticsではなくGoogle Search Consoleを使います。
GoogleマップやSNS
Googleビジネスプロフィール、Instagram、Facebookなどに載せたリンクから来た人です。投稿やプロフィールを見た後、詳しい料金や会社情報を確認するためにホームページへ移動する場合があります。
名刺・チラシ・直接入力
名刺やチラシのQRコード、メールに記載したURL、ブックマーク、直接入力などから来る場合があります。案内方法によっては、アクセス解析上で詳しい出どころを判別できないこともあります。
検索での表示回数とは別の数字です
Google Search Consoleにも「表示回数」という言葉がありますが、ホームページ内のページ表示回数とは意味が違います。
検索結果の表示回数
Googleの検索結果にホームページへのリンクが表示された回数です。まだホームページを開いていない段階の数字です。
検索結果のクリック数
検索結果に出たリンクが押され、ホームページへ移動した回数です。検索結果に表示されても、必ずクリックされるとは限りません。
「Googleで何回見つかったか」はSearch Console、「ホームページへ来た後にどう見られたか」はGoogle Analyticsで確認すると整理できます。
よく見られているページを確認します
訪問者数の合計だけでなく、ページごとの表示回数も見ます。
料金ページ
よく見られていれば、依頼前に価格を確認する人が多いと考えられます。価格の条件や追加費用が分かりにくくないかも確認します。
実績や事例
初めて依頼する人が、自分と近い業種や依頼内容を探している可能性があります。写真だけでなく、何を依頼され、何を制作したかを伝えると判断しやすくなります。
よくある質問
繰り返し読まれている質問は、相談前の不安が表れている場合があります。電話や商談で何度も聞かれる内容があれば、質問と回答を追加します。
数字は完全な人数ではありません
アクセス解析は便利ですが、実際に見た全員を一人単位で正確に数える仕組みではありません。
計測されない場合があります
利用者がCookieを拒否している、広告や計測を止める機能を使っている、通信が途中で止まったなどの理由で、訪問が記録されないことがあります。
同じ人が別に数えられる場合があります
スマートフォンとパソコンを使った場合、別のブラウザを使った場合、Cookieを削除した場合などは、同じ人でも複数に分かれることがあります。
集計には時間がかかります
リアルタイム画面には早く表示されても、通常のレポートが確定するまで時間がかかる場合があります。当日の数字を何度も確認するより、月単位で同じ条件を比べる方が判断しやすくなります。
月一回、同じ順番で確認します
毎日数字を見る必要はありません。小さな会社や店舗では、月一回、次の順番で確認すると続けやすくなります。
- 訪問者数
- 訪問回数
- ページ表示回数
- よく見られたページ
- 検索、Googleマップ、SNSなどの訪問経路
- 問い合わせ、電話、LINE、予約などの件数
一か月だけで良し悪しを決めず、三か月ほど並べて見ます。季節、営業日、広告、チラシ配布、SNS投稿などで数字は変わるため、増減があった時期に何を行ったかも一緒に記録します。
京滋ホームページのアクセス解析対応
京滋ホームページでは、ホームページの公開時に基本的なアクセス解析を設定し、数字の見方をご案内します。
基本対応に含まれること
- Google Analyticsの初期設定
- 公開後からのアクセス計測
- 訪問者数、訪問回数、ページ表示回数の見方
- お客さま向け説明資料のご案内
個別相談となること
- 毎月の詳しい分析レポート
- アクセスが増減した原因の継続調査
- 広告ごとの効果測定
- 検索順位を上げるための継続的なSEO対策
- 数字をもとにしたページの追加や大幅な作り直し
確認できる環境を用意することと、数字を継続して分析し改善することは別の作業です。追加対応が必要な場合は、先に内容と費用を確認してから進めます。
印刷して確認できる説明資料
訪問者数、訪問回数、ページ表示回数、問い合わせ数を四ページにまとめた資料を用意しています。
よくある質問
Q. 何人が見たか正確に分かりますか?
完全に正確な人数ではありません。端末、ブラウザ、Cookieの設定などで数え方が変わるため、訪問者数は規模と変化を見るための目安として使います。
Q. 公開前のアクセス数も分かりますか?
原則として分かりません。アクセス解析を設定し、計測が始まった時点からデータがたまります。
Q. 自分で見た回数も入りますか?
設定によっては入ります。公開確認や社内閲覧が多い場合は、その影響も考えて数字を見ます。
Q. 毎月数字が増えれば成功ですか?
増加だけで成功とは限りません。希望する地域や業種の人に見られ、問い合わせや予約につながっているかを一緒に確認します。
Q. 検索順位もGoogle Analyticsで分かりますか?
検索語、検索結果での表示回数、クリック数、平均掲載順位は、主にGoogle Search Consoleで確認します。Google Analyticsは、ホームページへ来た後の動きを見るために使います。
まとめ
アクセス解析を難しく考える必要はありません。最初は、訪問者数、訪問回数、ページ表示回数、問い合わせ数の四つを同じ期間で見ます。数字は完全な人数ではなく、前月や過去三か月との変化を知るための目安です。
見られた数だけでなく、よく読まれたページと仕事につながる行動を確認すると、次に直すべき内容を考えやすくなります。
京滋ホームページへのご相談
アクセス解析の言葉が分からない場合も、難しい管理画面をそのままお渡しするのではなく、最初に見る数字からご案内します。ホームページ制作と公開後の確認方法をまとめて相談したい方は、京滋ホームページ公式サイトからお問い合わせください。
参考リンク
- Google Analyticsのユーザー指標を理解する|Google
- アナリティクスのディメンションと指標|Google
- アナリティクスのセッションについて|Google
- イベントにキーイベントとしてマークを付ける|Google
- Search Consoleの表示回数、掲載順位、クリック数とは|Google
- 京滋ホームページ公式サイト
※Google AnalyticsやSearch Consoleの名称、画面、集計方法は変更される場合があります。実際の設定時には各サービスの最新案内をご確認ください。