先に総論・結論
結論:事業用ホームページのドメインは、会社名や屋号に近く、口頭でも伝えやすい文字列を選びます。取得後は、名義・更新期限・管理者まで決めておくことが重要です。
ドメインはホームページの住所に当たる名前です。独自ドメインを使えば、名刺やSNSに同じURLを掲載し、info@example.jpのような事業用メールにも利用できます。
ただし、希望する文字列がすでに登録されている、または第三者に確保されている場合は取得できません。印刷物へ載せる前に空き状況と取得完了を確認し、使えない場合に備えて候補を複数用意しましょう。
この記事で分かること
- ドメイン・URL・サーバーの違い
- 独自ドメインを使う理由
- 「.com」「.jp」「.co.jp」の選び方
- 取得後の名義・更新・移管で確認すること
ドメイン・URL・サーバーの違い
ドメインは、インターネット上でホームページの場所を示す名前です。たとえば https://example.jp/service/ では、example.jp がドメイン、先頭から末尾までの全体がURLです。
サーバーは、文章・写真・プログラムなどホームページのデータを置く場所です。よく「サーバーは土地、ホームページは建物、ドメインは住所」と例えられます。
ドメインを取得しただけではページは表示されません。サーバーを用意し、ドメインの接続先をDNSで設定し、通信を暗号化するSSLを有効にして公開します。
独自ドメインを使う主な理由
会社や店舗の公式URLとして使える
会社名や屋号に近いドメインなら、名刺・チラシ・看板・Googleマップ・Instagramなどで案内したときに、公式ページだと判断してもらいやすくなります。
無料サービスから割り当てられるURLとは異なり、必要な移管手続きを行えば、制作会社やサーバーを変更しても同じドメインを使い続けられます。
独自ドメインメールを作れる
独自ドメインがあれば、info@、reserve@、recruit@など、用途に合わせたメールアドレスを作れます。ただし、ドメイン取得とは別にメールサーバーとDNS設定が必要です。
検索順位を上げるものではない
独自ドメインを取るだけで検索順位が上がるわけではありません。検索で見つけてもらうには、サービス内容、料金、対応地域、よくある質問など、利用者が判断できる情報をページへ掲載する必要があります。
取得前に決めること
誰の名義で管理するか
契約名義、管理画面のログイン情報、更新料金を支払う人を確認します。制作会社に管理を任せる場合も、契約終了時に引き継げるか、移管費用がかかるかを聞いておきましょう。
ホームページとメールの両方で使うか
メールにも使うなら、公開前に必要なアドレスと受信担当者を決めます。すでに別のメールを利用している場合は、切り替え日と過去メールの扱いも確認します。
誰が更新期限を確認するか
ドメインは買い切りではありません。更新を忘れると、ホームページやメールが使えなくなるおそれがあります。自動更新、支払い方法の有効期限、通知先メールを定期的に確認してください。
「.com」「.jp」「.co.jp」の違いと選び方
| 種類 | 主な特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
.com |
用途や登録者の属性を問わず、世界中で広く使われている | 会社、店舗、個人事業、サービス |
.jp |
日本国内に住所を持つ個人・組織・団体が登録できる | 日本国内を主な対象とする事業 |
.co.jp |
日本国内で登記した会社が登録でき、原則一組織につき一つ | 法人の公式サイト |
.net |
用途を問わず登録できる | 第一候補が空いていない場合の候補 |
どれか一つが必ず検索に強いわけではありません。事業形態と利用者の分かりやすさで選びます。登録料金だけでなく、2年目以降の更新料金や移管料金も確認してください。
失敗しにくい名前の決め方
会社名や屋号を軸にする
今後サービスが増える可能性があるなら、一商品だけを表す名前より、会社名や屋号を軸にしたほうが長く使えます。地域名や検索キーワードを無理に詰め込む必要はありません。
短く、聞き間違えにくくする
電話で説明したときに入力できるかを基準にします。数字、ハイフン、意味の分かりにくい略称が多いと、入力間違いが起こりやすくなります。
他社名や商標との混同を確認する
取得できる文字列でも、事業名として自由に使えるとは限りません。検索結果やJ-PlatPatで類似名称を調べ、判断が難しい場合は弁理士などの専門家へ相談してください。
第一候補が使えない場合に備える
希望するドメインが使用中または確保済みなら、無理に買い取ろうとせず、次の順番で候補を見直します。
- 会社名・屋号の一般的なローマ字表記
- 自然な略称
- 業種を表す短い単語の追加
.com、.jpなど末尾の変更
似た文字列を選ぶ場合は、既存サイトへの入力間違いや会社の取り違えが起きないかも確認します。
取得から公開までの流れ
- 会社名・屋号を基に候補を複数作る
- 空き状況と類似名称を確認する
- 契約名義と管理者を決めて取得する
- サーバー・メールとDNSで接続する
- SSLと送受信を確認してから公開する
- 名刺・Googleマップ・SNSへ確定したURLを掲載する
取得前の文字列を名刺やチラシへ印刷すると、他者に取得されて使えなくなる可能性があります。必ず登録完了後のURLを使ってください。
制作会社へ任せるときの確認項目
- ドメインの契約名義は誰になるか
- 管理画面や認証情報を事業者側でも確認できるか
- 初年度と2年目以降の料金
- 更新忘れを防ぐ方法
- メール設定が含まれるか
- 契約終了時に移管できるか
ドメインは数年後も使う事業資産です。制作費だけでなく、継続利用と引き継ぎの条件を書面で確認しましょう。
よくある質問
Q. ドメインは自分で取得したほうがよいですか?
自社で更新と設定を管理できるなら選択肢になります。制作会社へ任せる場合は、名義、料金、契約終了時の移管方法を確認してください。
Q. 希望するドメインが空いていません
使用中または確保済みの文字列は取得できません。会社名の略称、短い業種名、別の末尾を組み合わせて、混同しにくい候補を検討します。
Q. 「.com」と「.jp」はどちらがよいですか?
どちらも一般的です。国内向けであることを分かりやすくしたい場合は .jp、幅広く使える名称を優先する場合は .com など、事業と更新費用に合わせて選びます。
Q. ドメインを変えるとメールも変わりますか?
同じドメインを使ったメールアドレスは変わります。過去の取引先への案内、転送期間、名刺の変更まで含めて計画してください。
京滋ホームページでは独自ドメインが標準です
京滋ホームページの全プランには、サーバーと独自ドメインの初年度分、独自ドメインメール5GBまでが含まれます。
独自ドメイン自体は標準で用意しますが、希望する文字列の取得を保証するものではありません。空き状況を確認し、取得できない場合は会社名や屋号に合う別候補をご相談しながら決めます。